イームズ シェルチェア Eames Shell Chair ＦＲＰ

こんにちは、大塚です！

本日は、日本の梅雨らしい湿度です。あと10日もすればセミが鳴き始めるんでしょうか？もうミンミン聞いたなんて話もちらほら出ております。

さて、今日はＦＲＰの話でもしようかと。。。

ＦＲＰ？？車やサーフィンなどが好きな方にはお馴染みの素材です。

知っているかも多いかとは思いますが、簡単にいうと繊維（グラスファイバーなどなど）を プラスチックで固めた素材のこと。

家具でＦＲＰといえば、、、、、やはりシェルチェアでしょうか。

 こちらは以前も紹介しました、vitra社のシェルチェア。こちらはポリプロピレンという素材を使っております。

現在、ハーマンミラー社をはじめ、多くのメーカーがこの手の3次元曲面の家具を製造するのに、FRPではなくポリプロピレンを使っています。

1940年代後半からプロダクトが始まり、50年代に大量生産し始めるシェルチェアですが、当時の技術ではこの曲面を再現できて、且つ安価な素材はFRPしかありませんでした。しかし、環境に悪影響が出るなどの理由から90年代にポリプロピレンに変更されています。

しかし、やはり質感や当時のデザインが好きな方々は、今でもFRPを使ったシェルチェアにこだわってコレクションしています。

たしかに、FRPのシェルチェアは存在感があり、細部のディティールは現行品にはない味が漂っております。

しかし、近年FRPを使った状態の良いオリジナルのシェルチェアは どんどん無くなっております。。もともと安価に大量生産できる目的で製造された椅子なのに、状態のいいものはかなりの高値で取引されています。

現行でFRPのシェルチェアはないのか。。。

という方が行き着くのがModernica社 。

こちらのメーカーは当時の技術のままで製造し続けています。というか、当時のハーマンミラーの生産方法をそのまま買い取って作っているようです。

僕も何度か実物を触ったことがあるんですが、その完成度はヤバイです。当時の技術でとはいっていますが、経年変化のない個体ですから、その精度や発色の良さは現在あるオリジナルとは比較しようがありません。

しかしながら、高い....

オリジナルが買えてしまうくらいの値段。

ん～、と悩む方は結局オリジナルを買います。笑

ということで、現在ココエルマにあるFRP!!!!!!!!!!!!!!!!

ハーマンミラー社サイドシェルチェア￥31,500/一脚

 

ハーマンミラー社アームシェルチェア￥59,900

 

状態は年代にしてはまずまずかと。

僕は60年代の古い車にのっているんですが、一度シートをシェルチェアにしてみたいと思っております。

皆さん、僕にシートにされる前にご購入下さい。 笑

大塚でした！！！

 

 

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